自営業は花開けばキラキラとした世界ですが、一方で上手くいかないと普通の暮らしすらままなりません。
サラリーマンと違って、ただ適当に働いていれば一定の給与が振り込まれるわけでもない自営業はやはり精神的につらいところがありますよね。
この記事では、綺麗事を言うつもりはありません。
- 頑張れば報われる!
- 大丈夫、あなたならできる!
なんていうのは詐欺師が言うセリフで、もっと現実的に役立つことを書いていきます。
- 「仕事に疲れた・・・」
- 「精神的につらくなってきた・・・」
- 「売り上げがたたない。。。」
といったときに心が楽になる自営業の方に向けた考え方をこの記事では紹介したいと思います。
意図的に休みを予定に組み込む
自分で事業をまわしていると、頭の中は常に仕事のことでいっぱいだと思います。
- あれもやらないと・・・
- これもやらないと・・・
- 来月の売り上げ立つかな・・・
などなど、不安なことからやるべきこと、未来へのワクワク感など、永遠にぐるぐると頭のなかを反芻しているはずです。
そこでおすすめなのが、意図的に休みを設定することです。
自分で事業を回す場合はただ働けばいいわけではない
仕事をしているふう=がんばってる
といった錯覚をおこしてしまうと、自営業は精神的にも結果的にも詰みます。
しっかりと休む時は休んで、
- 考える時間
- インプットする時間
- 人に会う時間
- ダラダラする時間
といったところにも時間を割くことが重要です。
そもそも論として、休む暇もなく働き続けないと事業が成長しなかったり止まってしまうのであれば、それは事業として成り立っていません。
休む時はしっかりと休むことで良いアイデアや、本当にやるべきことが見えてきますので、休む時は意図的に休む。
だらだらと休まない。ということを決めて普段の仕事に取り組むのがおすすめです。
だらだらとよくわからない時間を減らすだけで一気に疲れが取れる
これは私の事例だったんですが、事業が上手くいくかわからない・・・という不安から、
ネットサーフィンしたり
ツイッターで情報収集したり
といったことをだらだらとしてしまう時期がありました。
冷静に考えれば分かりますが、事業に答えなんてものは存在しません。
答えがないものに対して答えを求めるのはある種の逃げですし、そういった何かにすがりたいという行動が余計に自分を疲れさせてたのかなーなんて思います。
よくわからない時間を減らすだけで、実はやるべきことがいっぱいできて「つらさがへった」なんてこともあるので、一度見直してみてはいかがでしょうか?
結果目標と行動目標を切り分けて考える
自分で事業を回す際に従業な考え方の1つとして、
- 結果目標
- 行動目標
この2つの切り分けがあります。
結果目標とは、その名の通り、結果の目標です。
今月は月照200万を目指す!みたいなやつですね。
一方で、行動目標は、結果目標を達成するためにコレとコレとコレをやる!と決めることです。
結果のために考えて行動することでしか稼げない
漠然と「これくらい稼げたらな〜こうなったらいいな〜」という夢?幻想?といったものも重要ではありますが、それ以上に重要なのが結果のために行動をすることです。
売り上げを150万たてる!
そのためには新規で契約1本50万を3本とる!
そのためには電話営業を〜本入れる!
といったように、結果を引き寄せるために行動すべし、です。
意外と漠然と結果が出るのを待って惰性で仕事をしている人が多いですし、私自身も自分の事業が上手くいかないときは、なんとなくやっていました。
結果というのは行動から成るので、本当に行動大事です。
とは言っても「本当に結果が出るかわからない・・・」と思って行動できないこともありますよね。
その時には「何もしなかったらただ落ちていくだけだ。」と考えて行動するのがおすすめです。
「考える時は徹底的に考え、行動する時はロボットのように動く」というのは法人化した今でも徹底しています。
引き際を明確に決めて事業をまわす
人生に終わりがあるように何事にも終わりがあります。永遠に続くことは存在しません。
そして終わりがあるからこそ、時間を意識して頭を使ったり目標達成するための手段を取るはずです。
私は事業も同じだと思っていて、現実的な話ですが、しっかりと引き際を決めておくことが
- リスクヘッジの意味でも
- 事業を加速させるためにも
必要だと思っています。
締め切りを明確に設定することで思考と行動を爆発させる
「1年後の何月何日までやっても全く波に乗らなかったら、一旦事業はやめよう」といったように、締め切りを設定するとメリハリがつきます。
「いつまでに上手くいかなかったらやめないといけない、、、だから今はやるべきことを徹底的にやろう」といったように行動できるはずです。
また、精神的にも「ここまでやってダメなら出直せばいい」と決めておくことで、気が楽になります。
いざという時の逃げ場は作っておこう
自営業が上手くいかずに一旦は諦めるという場合でも、サラリーマンになるにはそれ相応の準備が必要になります。
いきなり「自営やーめたー、会社入れてくださいっ!!!」は現実的に厳しいので、逃げ場は早いうちに探しておきましょう。
逃げ場があることで、今のあなたの事業にもより集中できるはずです。
私も「まあ事業が無理だったら、最悪就職してまたチャンスを狙っていこう」と前向きにとらえていきました。このほうが精神衛生上、本当に楽でした。
(絶対にサラリーマンにはなりたくねえ!なんて思っていると、自分で自分の首をしめることになります)
転職エージェントは活用したほうがいいです
「無料だから登録だけしておけばいい」というのを昔、自営業仲間に言われて私も使い始めました。
ただそれ以上に、「自分は最悪でもこのくらいの給与の会社にはいけそう」という精神的なリスクヘッジにもなりました。
そういった精神的な安堵感(ビジネスをするなら重要)が得られたので、現状、私はそこそこ事業が上手く回せているのかもしれません。
まとめ:自営業に疲れたらゆっくり考えてみよう
何も考えて走ることだけが努力ではありません。
- 時には立ちどまって人生単位での戦略を練ること
- 最悪でもご飯がべていける状態を作ること
といったことに時間を使って、本当に集中すべきところに集中することも必要です。
事業というのは外部環境の変化で、ちょっぴり運なところもあると思います。
どれだけ上手くっていていても落ちる時は落ちますし、落ちていても意外と当たって伸びることなんてのもあります。
ただ、そういったリスキーな部分もありますので、精神的な安心感(保険)を持っておくことが重要です。