大学中退者のための就活の始め方の記事です。
今のところ、
- フリーターをしている
- ニートをしている
- 在学中で大学中退予定
- 初めて入った会社をもう辞めてしまった…
といった人に使える就活方法になります。
ちなみにさっさと方法論だけを書くと、就職支援サービスを使っておんぶにだっこしてもらえば、正社員として就職できます。
ただ、自分自身が就きたい仕事や、学びたい業界についても知ってから動き出すほうが幸福度はかなり高めになるはずです。
就職をすることを目的とするのではなくて、就職を手段の1つ、人生における手段の1つとして捉えていただけると人生捗ると思います。
そこらへんのちょっぴり自己分析チックな内容も踏まえてご紹介させていただきます。
【STEP1】人生の目標設定をしよう

目標設定というと大げさですが、
「どういった人生をおくりたいのか?」
「将来どんな生活したいのか?」
「どういう仕事に興味・関心があるのか?」
といったこととなります。
なぜ目標設定が重要なのかというと、多くの人にとって、仕事は手段なはずだからです。
仕事という手段を使ってどのような生活をおくりたいのか、というところが重要ですよね。
たまに就職することを目的とする人(もしくはそう教えてる人)もいるのですが、職に就いてからの時間のほうが長いことを忘れてはいけません。
- 自分の人生単位の目標・目的が設定されてる人
- 自分の人生の目標はなくただ就職を目指す人
どちらが定職についてから、幸福な人生をおくれるかは言うまでもないですよね。
例えば、以下のような人の場合。
パートナーと穏やかに休日は楽しく過ごしたい。
将来的には子供もいて、公園なんかで休日はのんびりと生きたいナァ~。
給与はそこまでガッツリ高くなくてもいい。ただ、少なすぎるのはなぁ。。。
といった将来設計があるのであれば、自ずと『穏やかに暮らす』という軸にあった仕事を選ぶ必要があります。
ここで「とにかく正社員!とにかく就活!」と思って、歩合制やコミット制が強い営業なんかで、給与の増減が激しいところで働いてしまうと、自分の人生の目標とは少しズレてしまうのではないでしょうか。
給与の増減やノルマの達成などは、休日にも結構精神面へ影響を及ぼします。
他にも事例として、
将来はガッツリ稼げるハイスペックな男(女)になりたい!!
そのためなら泥水も飲む覚悟です!絶対にタワマンに住むんです!勝ち組になるんです!
キャリアこそ至高であり、最高です!
絶対に勝ち組になります!家族なんて不要です!!愛よりも金です!!
といったような将来設計、目標があるのであれば、そのための手段となりうる仕事(業種・業界)を選ぶ必要性がありますよね。
このように自分自身の目標設定をすることで、仕事選びには失敗しにくくなります。
最初から就職支援の担当者におんぶにだっこで言われたことをただやるような受け身の就活だと、就職後に「思てたんと違う」が発動する確率が高めです。
徹底的に自己分析する

自己分析をなぜするのかというと、主に『就職の面接対策のために』というのが一般的ではあります。
でも自己分析が本当に役立つのは、自分自身が、
- どういう人間なのか
- どういう生き方を望んでいるのか
- どういう強みを持っていて活用できるのか
といった、何気なく生きていると気づけない部分の自己発見の部分です。
シンプルに言うのであれば、自己分析が主体的にできていれば、就職する企業とのミスマッチを防ぐことができます。
自分に合った企業とも言えますし、自分の人生の目標のための手段となりうる企業も言えます。
競争が嫌いなのに、なんとなくゴリゴリの体育会系の営業職に就いてしまったら、やはり長くは続かないでしょう。
他にも、自分自身で試行錯誤して戦っていくことが好きな人なんかは、一般事務や介護系などの比較的穏やかなな職場は自分には合わないことが多いですよね。
このように、自分について深めに掘り下げて具体性を持った自分について知ることで、仕事という長い時間を使う部分に対して上手に向き合えることができるようになります。
すぐ辞めてしまうと次の就職を探すのも大変です。。。
自己分析をしている場合としてない場合
↓自己分析してない

仕事のなかに自分が入り込んでしまっているようなイメージです。
あくまでイメージではありますが、生活が仕事に支配されてしまう、とも言えます。
この状態だと鬱病になりやすく仕事も続きにくいです。
仕事が続かないと、恋愛やら趣味やら人生の楽しみに悪影響を及ぼすのがごくごく普通ではあります。
人間の脳はストレスで狂うので。
↓一方で、自己分析している場合。

自分の中の一部として仕事があるようなイメージになります。
仕事に支配されるのではなくて、自分が仕事を利用する立場にいるような感じです。
これら、
- 仕事に自分が支配されるのか
- 自分が仕事を上手に利用するのか
といった違いは言葉にするとすごいしょぼいのですが、働き始めると大きな違いがうまれてきます。
一般的に人間は子供のころよりも大人にになってからのほうがストレスを強く感じて、鬱病などの精神病にかかりやすくなりますが、病気のほとんどの原因はほぼ仕事です。
自己分析をして自分自身が望む職に就くというのは、実は健康面や生活面などに大きく影響を及ぼすので、本当に重要ですね。
自己分析方法
就職支援サービスに登録すると大体使わせてもらえますが、自分自身で支援サービス利用前に使っておくほうがいいでしょう。
というのも、自己分析は義務的になるとあまり意味がありませんので、主体的にやることが重要だからです。
就活用の書籍を購入して取り組むのも良いと思いますが、有名どころの無料ツールでも良いです。
理想的な自己分析は、無料ツールを使ってみて、そのあとにさらに紙で自分自身について掘り下げることになります。
無料の自己分析ツールは、リクナビネクストあたりを使っておけばOKです。
【STEP2】正社員の求人を探す方法

- 目標設定
- 自己分析
といったことがある程度できてきたら(もしくは同時並行で)、実際に求人を探し始めましょう。
ここで自分自身に照らし合わせて、業界チェックもすると尚良いですね。
業界チェックというのは、各業界の傾向です。
例えば、
- 飲食は求人が多いけどブラックが多くて肉体労働的でキャリアにはならない
- ITはキャリアも積んでいけて未経験でも働けるところが多いが勉強することが多い
- 医療・介護系は安定感がすごい(逆に言えば退屈)
などといったあくまで傾向になります。
ググったり、知人・友人の話を聞くだけで全てがそのまんまなのかというと、そういうわけでもありません。
ただ、ブラックと言われている業界だとしても、就職先の企業が超ホワイトな場合もありますし、逆もまた同様にありえます。
実際に求人サイトに登録して眺めつつ「へー、この業界はこんな感じなのか」と勉強していくのがいいでしょう。
パターン1:就職支援サイトの活用
今は大学中退者などの既卒者向けの就職エージェント(?)と呼ばれる企業が多く存在します。
- 無料で~日間の講習を受けて就職
- 非公開の求人を扱っている
- ブラック企業を排除した企業間のパイプ
などといったように、エージェントは使うことによるメリットが非常に大きいのが特徴です。
ハローワークの求人閲覧や求人サイトに登録して求人を探すよりも、ガッツリとした就活を始める人向けのサービスになります。
というのも、登録してから実際にそこの会社へ行って、担当者と一緒に二人三脚で就活を始めるからです。
大学を中退した人の場合は、
- 大学中退をしたネガティブ面の補強
- 実質的には高卒と言う学歴
といった経歴的に弱い部分も、既卒向けのエージェントを活用すると、就職のプロがサポートしてくれます。
本気で就職したい人に関しては、デメリット部分はほぼありません。(ないです。)
強いていうのであれば、『就職を決める』という決断をすることになってしまうことです。
求人サイトを閲覧している程度であれば、まだ「就職しよっかな~」程度でいられますが、エージェントを使うと登録してから本気で就活のための日々が始まります。
裏を返すと、
- 優柔不断な人
- どうしてもなかなか決心ができない人
- 既にガチで就活したい人
なんかにとっては、非常に使えるサービスです。
全て無料で使えるので本気で就職したい人は使うことをおすすめします。
パターン2:自力で求人探し
主に『リクナビネクスト』なんかの求人サイトを見て、自分自身で仕事を探していく方法になります。
メリットとしては気軽なことなのです。
ただ、大学を中退している方で『本気で仕事を探している人』にはあまりおすすめできません。
理由としては、
- 大学中退という経歴はどうしても足かせになりがち
- 自分だけで就職活動をするとブラック企業にあたってしまいがち
- 企業ウケの良いエントリーシートの書き方が分からない
- 面接対策もできない
- 第三者からの客観的意見が得られない
などといったところです。
既に一度就職をしてそこから転職活動をする場合なんかは良いのですが、初めての就職の場合は知識不足で良い結果をもたらさないことが多いですね。
ただ、ざっくりと求人を見る程度には使えます。
ハローワークよりも求人の質は高いので、あくまで「へー、こんな仕事があるのね」といった用途におすすめです。
パターン3:ハローワークの活用
大学中退者の場合はそこそこまだ若いと思いますので、
- わかものハローワーク
- ジョブクラブ
といったハローワーク内でも若者に支援が手厚いサービスを使うのがおすすめです。
一般的なハローワークで仕事を探す場合は、相談員の方にある程度は相談できますが、基本的に自力で就活をすることになります。
一方で、若者向けのハローワークサービスを使うと、それなりに支援が手厚いのがメリットです。
ただ、若者向けのハローワークを使うのであれば、就職支援サービスのほうが求人の質も高くサービスも手厚いのでおすすめできますね。
パターン4:正社員登用
- アルバイト
- 派遣
といった勤務形態でひとまず働いて、そこから正社員登用を狙うという方法もなくはありません。
ただ、正社員登用に関しては、確実性がないことやいろいろな企業を見れないので、圧倒的におすすめできません。
正社員登用は企業側(やお店)が既に教育できるているバイトを求人費用の節約のために正社員にして使おうという目論見部分が強いです。
もし現在働いているバイト先で正社員登用の話が出ても、あまりホイホイと乗っからないほうがいいですね。
【STEP3】応募書類を作成
STEP2の仕事探しが完了してからは、応募書類の作成に入っていきましょう。
ハローワークであれば紹介状を発行してもらった後、就職系のエージェントであれば担当者と徹底的に相談した後に書類作成を行っていきます。
- 履歴書
- エントリーシート
などといったものですね。
ちなみにエントリーシート(ES)という書類は、企業に受ける際に企業側が用意してくれます。
履歴書だけで分からない部分の質問を書いてネ!っていう書類です。
この記事の流れからなんとなくわかると思いますが、応募書類を自力作成するのはあまりおすすめできません。
- 他者からの客観的な意見がないこと
- 自分の主観ベースで作成してしまうこと
- どういったことがウケがいいのかが分からないこと
などといった部分で知識が不足していると思いますので、ハローワーク・エージェントどちらを使うにしても、アドバイザーの方と一緒に作成するのがおすすめです。
と言っても、もちろん自分自身で主体的に取り組む姿勢がないと、エントリーシートなんかにも大分濃さ(採用側から見た熱量)が変わってきます。
徹底的に自分自身に向き合って、一般的には「いや、なんもしてきてねぇーよ。。。」という部分に頭を悩ませながらもそれでも知識・知恵をしぼりだすことが重要です。
あとは就職のプロの声にしっかりと耳を傾けて、修正していくイメージですね。
【STEP4】企業ごとの面接対策
応募書類作成後には、
- 企業ごとの面接対策
- 模擬面接を通して面接慣れする
といったことが必要になります。
模擬面接に関しては自力で求人を探して応募する以外は、模擬面接の場を用意してもらえることが多いです。
- ハローワーク(わかものかジョブクラブの場合)
- 就職のエージェント
どちらでも面接対策は入念にしてもらえます。
特に、就職のエージェントを使うと一部のところでは『企業の面接傾向のうえで模擬面接ができる』というサービスを提供しているところがあります。
企業の面接傾向をエージェント側が知っているのは精神的にかなりアドバンテージになるので、そういった意味でも就職のエージェントは使うといいですね。
大学中退者の場合は特に必ず聞かれるのが、
- 大学を中退した理由
- 大学での学生生活
- 大学を中退してからどうだったのか
などといったことです。
そのまんま、ありのままにお話をすると企業から見て良くないことが多いので、上手に整えておく必要があります。
そういったところでも、模擬面接などで何度も何度も調整していくことが内定をゲットするには重要です。
まとめ
ハローワークや就職のエージェントを使っておこう!という内容になりましたが、やはり就活において1番重要なのは自分自身の主体性です。
自分自身で就職を決めていく覚悟をして、足りない知識の部分なんかを、就活アドバイザーといったプロから助けてもらうのが効率いいですね。