一般的には、ホワイトで福利厚生がしっかりしているような企業は人気で、求人もでず、大学を中退していると就職ができないと言われています。
では、大学中退者の就職ではブラック企業に入るしかないのか?というと、確実にそうとはいえません。
しっかりと目標を見据えて現実も見て、そのギャップを埋めていける行動を取ることができれば、ホワイト企業への就職は可能です。
なぜ中退者が就職するのはブラック企業ばかりなのか

理由は様々なのですが、ブラック企業ほど常に求人を出している傾向にあります。
シンプルに言えば、求職者の目につくところによく出現しやすいわけですね。ホワイトな企業に比べて。
- ブラック企業がゆえに人がすぐ辞めてしまう
- すぐ辞めてしまうから常に求人出しまくり
といった理由で、特に学歴がない人ほど就職を焦る気持ちからブラック企業を引いてしまいがちなわけです。
反対に、ブラック企業が目に付くところに常に求人を出しているのもありますが、ホワイトな企業は辞めていく人が少ないので、どうしても求人の数が少ないという現実があります。
簡単にブラック企業に就職する方法

というわけで、この方法で大学を中退した人が就職活動をすると、簡単にブラック企業に入れてしまうという失敗事例を紹介します。
【前提】公開求人はブラックが多い
公開求人とは?
誰でも見ることができる求人情報。
募集を出している会社側もあまり本気でじゃない傾向にアリ。
- ハローワークの求人
- その他誰でも閲覧できるネット上の求人
- 地元の求人雑誌
というオープンな場で求人をガンガンかけているような企業は、比較的ブラックが多い傾向にあります。
もちろん絶対ではありませんが、その手の媒体での求人というのは、企業側もあまり本気ではないんですよね。
なぜかというと掲載にお金がほぼかからなかったりして、惰性で求人を垂れ流している状態だからです。
「とりあえず人が来たら使えるだけ使っておこう」という企業側の意図があります。
言い方は悪いですが、使えるだけ使って使い捨てですね。
一方で転職・就職エージェントなどにお金を払って、確実にしっかりとまともな人材を確保したいような企業は、長く働いてもらえることを前提として求人をしている傾向にあります。
長く働いてもらうことを考慮しての求人なので、福利厚生や残業代に関してなど、さまざまな面でもホワイトです。
エージェント経由で就職するほうが無難ですし、メリット面が大きいですね。
「とりあえずハローワークの求人応募!」は失敗しがち
若い方だとあまりないのですが、一般的に求人を探すとなるとまず頭に浮かぶのがハローワークです。
ただ、ハローワークの求人は公開求人で、求人を出している企業へネガティブな意見も多いです。
「就職したらブラック企業でした!!キレそうです!!#」
「つぶれかけの企業でした…」
などのことがよく言われています。
全部の企業がブラックとは限りませんが、無料で掲載できてしかも公開求人なわけなので、あまり良いとは言えないでしょう。
売れ残りとも言えます。
地元の求人誌から就職する
地元の求人誌は地元の求人情報が多くフランクに応募できるのですが、かなり古い企業が多いのが特徴です。
オフィスってよりかは、事務所っぽい会社ですね。
いわゆる、地元の零細企業っぽいところですと、
- 優秀な人との出会いがない
- 福利厚生が最悪
といったことも多い傾向にあります。
もちろん絶対ではありません。傾向があるというだけです。
大学を中退した方の場合はまだ若いので、『優秀な人との出会い』というリターンも会社に入るうえで忘れてはいけません。
人は出会いがガッツリと考え方や生き方などが変わるものです。
就職したのに周りが、言い方は悪いですが、ただのオッサンしかいなかった場合はやっぱりもったいないと言えます。
ホワイト企業に就職する方法

お手軽に就職を目指すとブラック企業をひいてしまいがち、というお話でした。
次にホワイトな企業に入るには~というところ。
派遣・契約社員から正社員登用を狙う
- 王手企業
- 有名企業
といった世間的な評価もあってブラックになりにくい企業を、契約社員からスタートするという手もあります。
契約社員としてのスタートなので、内情を知れてから正社員として働けるのはメリットです。
ただ、多くの企業の場合は1年間などそこそこの期間を見て、
- 契約中止
- 契約続行
- 正社員登用
という決断をしますので、少し先を見据える必要はありますし、確実性はありません。
契約社員としてスタートしたのに「やっぱいらねーわ更新できないよ!ごめん!」などと言われたら、あまりにもショッキングですよね。
派遣スタートはあまりおすすめはしません。
既卒向けのエージェントの活用
就職支援サイトの活用をすると、非常にブラック企業をひきにくいです。
なぜかというと、
- 非公開の求人多数
- 企業内を就職支援の企業が調査済み
- 就職者が退職すると企業が儲からない
という仕組みができているから、になります。
ホワイトな企業を求職者へ紹介しないと、就職支援サービスをしている企業は儲からないわけです。
そういった上手い仕組みができているので、大学中退者の方も、就職支援サービスを受けるとホワイトな企業に就職しやすい傾向にあります。
この就職後にすぐ辞めないかの指標を『定着率』などと言うのですが、就職支援サイトの実績だと、どこも90%以上です。
シンプルに言うのであれば、就職してから仕事を続けている人がすごく多い(働きやすい)ということです。
ホワイトな企業に就職したいと思っている方なのであれば、無料なので使ったほうが良いと言えます。
おすすめです。
ホワイト企業に採用されるだけの思考と行動が重要

主に仕事の探し方の部分を解説しましたが、最終的にはやはり、ホワイト企業への就職に勝ち抜いていける人材になる必要があります。
人材になる必要があるというと少し大きく聞こえますが、採用されるための努力をすることが重要です。
- 自己分析を徹底的にする
- 行か分析を徹底的にする
- 身だしなみを整える
など、実際に良いかはどうかは別として、『良く見える工夫』をするだけで人の魅力はすごく膨らみます。
と言っても、そこらへんの有能っぽい人材に見える、実際に有能になるための方法は自分1人だけの力だと限界があるので、プロのエージェントを活用して客観的な意見をもらいつつ行動するのがおすすめです。
まとめ
「とりあえず就職しとこー」
「ここらへんでOKOK!」
といったようなノリの良さ?気軽さ?は就職活動においては非常に微妙です。
正社員として働くと職歴として残ってしまいますので、しっかりと現実を見ながら着実に就活をしていきましょう。
自分主体で、エージェントを活用していけばOKです。
