「大学を中退したいのだけど、やっぱり親に申し訳ないのだろうか…」
なんて思っている方に向けての記事です。
親御さん次第ではありますが、自分自身で決めたことなら大学中退をきっと受け入れてもらえます。
この記事では、
- 一般的な大学中退に対する親の気持ち
- 親の気持ちをふまえた上でどうすべきなのか
といったことをお伝えいたします。
大学中退に対する親の気持ち3通り

親御さんにも複数のタイプ(教育方針)があるはずですので、自分の親はどのパターン化を知っておくと良いでしょう。
パターン1.自分が決めたなら良い派
子供の意思を尊重する親御さんは、きっとあなたの気持ちを尊重してくれるはずです。
- 自分でやりたいことを見つけられる
- 自分自身でやりたいことを決めている
といった方には、このパターンの親御さんならそっと温かく見守ってくれます。
親不孝なのか?というと、むしろあなたがやりたいことを躊躇して人生に大きな後悔を残してしまうほうが、親御さんにとっては悲しいのではないでしょうか。
生き生きとしている息子・娘を見ていることが幸せなはずです。
パターン2.大学は卒業しておけ派
主に社会の現実をしっかりと見ていている現実主義的な親御さんに多いタイプです。
- 大学はだるくてもいいからマジで卒業しとけ
- それがおまえのためになる
と信じてやまないタイプの親御さんですね。
悪く言えば古臭いタイプではありますが、あなたを苦しめようとして「大学はやめるな!絶対だ!」と言っているわけではありません。
社会の現実を何年、何十年と見てきて、大学を卒業したほうが絶対に役に立つことを実感しているからのセリフです。
この手のタイプの親御さんは最初は猛反対してきますが、数年後には大体の場合、受け入れてもらえます。
なぜかというと、あなたのためを思っているからです。
パターン3.なんでもいい派
わりと放任主義で、特に干渉してこないタイプの親御さんもいます。
この手の放任タイプも別に子供に興味がないわけではなくて、出来る限り自分自身で人生の道を選択をさせることを良いと思っているだけです。
長く生きていると、それだけたくさんの失敗と成功経験を積んでいます。
そうすると、
「こうしたほうが効率が良い!」
「こうするのは効率が悪いよ!」
と、ついつい自分自身の経験から子供を誘導したくなるのが親の心理です。
でもこの誘導は完璧ではなくて、あくまで自分にとって見える世界の法則を一般化しているにすぎません。
そのことに気づいているような親御さんは、先回りするよりもあなた自身で何事も経験して失敗して成長していくことを望んでいるのだと思います。
別に興味がないから放置しているわけではなく、自分で決めさせることに大きな成長があると信じているはずです。
親の気持ちを汲み取ることが重要
親御さんも人間の1人です。
親だとしても、人間である限り、完璧に感情の整理ができるわけではありません。
大学を中退するにしてもしないにしても、やはり自分自身で親御さんの気持ちを汲み取ったうえで、
- 大学を中退したい理由
- 大学を中退して挑戦したいこと
などを話すほうがきっと納得してもらえます。
大学中退は親不孝なのかどうか

確実に親不孝になるとは言えません。
ただ、親御さんにたくさんの教育費用をかけて育ててもらったことは忘れててしまうと、少し親不孝かもしれませんね。
教育費がかかっている
大学に入るとなると、
- 中学高校でかかった費用
- 参考書代
- 塾・予備校代
- 大学入学費用
- 大学の授業料
といった、たくさんのお金をかけてもらっているはずです。
奨学金を借りているにしても、一部は必ず親御さんが負担してくれています。
そういった、いわゆる恩のようなものを忘れてしまうと、親御さんは親不孝と思わなくても親不孝なのではないでしょうか。
正確には、親に感謝ができないことによる、自分自身の性格が歪んでしまうことです。
思いやりの気持ちのようなものを忘れてしまうと、大学を中退して次の道を歩み始めても、上手くいかないかもしれません。
手間もかかっている
親御さん自身が選んで手間をかけているとも言えますが、これまでの教育にやはりお金に加えて手間もかかっているものです。
- 行きたくもないPTA会議に出席する母親
- 一緒に大学の募集要項を見てくれた父親
などはごく一部ではありますけど、ほんとにたくさん手間暇かかって育ててもらっています。
大学を中退する行為自体が親不孝なわけではありません。
ただ、大学に入るまでにたくさんの手間をかけて育ててもらったことだけは、覚えておいたほうが親子の関係は円満になるはずです。
そしてあなたの心も、きっと暖かい気持ちになります。
中退する場合は親にお金を返すのが一般的ではある
あくまで、一般的、です。
別にすべての人がそうするわけでもありませんし、そんなルールはありません。
ただ、せっかく入りたいと思って入ったのに中退するのであれば、かかった費用を毎月ちょびっとずつでも返している人は現実的に多いです。
- 専門を中退した人
- 大学を中退した人
なんかに話しを聞いてみると、「毎月2万円ずつ返してるヨー」なんて人は結構たくさんいます。
もちろん、あなたがこれから挑戦したいこと、次の道にいくためにお金が必要なのであれば親御さんにその旨を話して応援してもらえば大丈夫です。
ただまあ、、、お金をちょっとずつでも返すという行為をしてもらえるだけで、親御さんはその気持ちに対して喜んでくれるのではないでしょうか。
最終的には『自分自身がどうしたいのか』が重要

人間はなんだかんだで周りに支えられて生きている生き物です。
ですが、やっぱり1番後悔しない方法は自分自身がどうしたいかという思いなはずです。
自分自身がやりたいことをやって、挑戦することができれば、きっと親御さんにも感謝できます。
逆に、
- 周りからの評価を気にしちゃう
- 親に気を使って自分のやりたいことをしない
といったように思って、自分自身を生きにくくしてしまうと、不満がうまれて感謝ではなく不満や愚痴がうまれるのではないでしょうか。
「親がこう言うから…」と自分自身の人生に対して責任を持たずに、他責にしていると、最終的に親不孝になってしまうはずです。
なぜかというと、自分ではなくて他人へ責任を転換しているからです。
中退をするなら次の道は探して歩みだそう
- 就職をしてキャリアアップを狙う
- 就職して安定する
- 自分の夢を実現するために努力する
何でも良いと思いますが、やはり次のステップに行くことが重要なはずです。
生き生きとあなが生きていれば、仮に最初は反対派の親御さんもきっと応援してくれます。
最初から「いいんじゃなーい?」という親御さんなら、普通に応援してくれるはずです。
まとめ
大学中退は親不孝なのかどうか?というお話でした。
シンプルにまとめますと、自分がやりたいことをやっていれば、最終的に親という生き物は応援してくれるものです。
あとはゲスい話ではありますが、ソッと毎月仕送りでもしてあげれば、きっと満足してくれます(笑)