「大学を中退してしまって人生終わった」
「レールから外れてしまった。オワタ」
といった、大学を中退してしまった人向けの記事です。
結論から書きますと、大学中退で人生終わりなのか?というと、別にそんなことはありません。
結局のところ、大学中退だろうが有名大卒だろうが、その人の今後の生き方次第です。
あとはそんなんで終わってしまうならこの世は人生オワタ組が量産されてしまいます。
ただもちろん、入り口のところ(書類・面接)や古い風習が残っている企業では大学中退は不利になります。
そこは知っておいたほうが、今後生きていくうえでメンタルダメージはくらいにくくなるでしょう。
この記事では、
- 大学中退だと苦労すること
- 大学中退でもこれから次第ダヨネ
といった2つの内容を詳しく書きました。
死ぬしかないということはありませんし、本当にこれから次第です。
【前提】日本社会はレールから外れると面倒ではある

- 小学校
- 中学校
- 高校
- 大学卒業
- 就職
といった流れで進むのが日本だと定番で、それ以外はやはりdisられます。
「きみぃ、今まで何してたのぉ?」みたいなやつですね。
大学中退の場合に関しても言うまでもなくて、やはり世間からの風向きは強めです。
安定した暮らしをしていくためにほとんどの人は、正社員で働くかと思います。
中退をした場合は、就職面接の際に『大学中退のポジティブめな理由』を取りつくろう苦労みたいなものはあります。
例えば、
「親が病気になってしまって看病するために…」
「父親が失業してしまって家を支えるために…」
などなど。
とは言っても、大卒だとしても面接なんて超不毛な自己アピール合戦ではありますけどね。
「私は!サークルで協調性を!」
「バイトリーダーを!!」
みたいなやつです。
あの手の面接に関しては、実際のとこ、そういった取りつくろう力があるかどうかを見られてます。
大学中退者でも同様です。
大学中退のデメリット面

もう少し大学中退をした人に対する、世間からの評価みたいなものを掘り下げておきます。
もちろん、中退したからと言って
「おれ(あたし)ってだめなんだ・・・」
「人生が詰みなのでアル」
と思うのではなくて、デメリット面をカバーするくらいの意気を持つと良いよね!という意味でのご紹介です。
その意気や良しっ!!!てきな。
人は落ちたと感じたときこそ、はんぱないエネルギーがでるものです。
で、大学中退での自分の客観的な他者評価を知っておくことは、意外と大事です。
知らないでおくと、変に落ち込んでしまったりしまいますので、現実を知っておいたうえで動き出してみましょう。
大企業や王手の就職は少し厳しい
高卒の人が王手企業の門を叩いて門前払いされた!なんてことはよく言われます。
王手企業の福利厚生はやはり魅力で、安定という側面において王手はやっぱり良いです。
ただ、大卒の人がひしめきあっているフィールドになりますので、大学中退だとやはり書類・面接が非常に通りにくいことは言うまでもありません。
実際、就職する際に努力をあんましない人はブルーカラー(工場や現場)のお仕事についてる人が多いです。
昇進しにくい企業もある
成果主義というよりかは、これくらい働いてある程度こなしていれば、この役職になれるよ〜なんて企業だと大学中退者の場合は昇進しにくいです。
大卒で、特に有名卒のほうが優遇されますし、人事評価も高いというのが悲しいところ。
年齢ごとに給与が上がっていくようなシステムの会社では不利です。
他者評価の面
「なんで大学中退したの?」
「中退して何してたの?」
などなど、就職する際なんかには必ず聞かれます。
やはり『大学中退』というのはよほどなことがない限り、プラスに評価されることはほぼありません。
デメリット面を思いっきりカバーするだけの、誠意ややる気みたいなものを本気で取りつくろう必要性に迫られます。
主に会社に入る時のブランクが不利という感じ
人は良くも悪くも他者を外見的な判断要素
- 学歴
- 見た目
- 経歴
などといったところで判断します。
大学を中退していると、学歴という部分でやはり少しは遅れを取りますよね!ってところ。
シンプルに言うのであれば、最初が大卒(特に新卒)とかに比べると厳しいですね。
ただまあ、そんなことは長い人生のせいぜい2〜3年程度だけです。
希望はあります。
大学を中退してもその後次第では挽回できる

もちろん、戦うフィールドを選ぶ必要があります。
例えば、
- 成果主義の会社(営業やマーケティングなど)
- ITの中小(ベンチャー)
とかそこらへんの自分の実力次第で評価されるフィールドに飛び込んでいけば、取り組み次第で挽回できます。
一方で、年功序列のような仕組みが残っているでかい企業や王手企業の場合は、圧倒的に不利です。
中小と王手のこっちが良い!というは、一概には言えませんが、中小企業のほうが大学を中退していても頑張り次第で!ってところではあります。
実際、高卒や短大卒、大学中退でも、バンバン昇進している人いるので。
むしろ大学中退がバネになる(かも)という精神論

人間ってのは比較的怠惰な生き物で、安全ゾーンにいると本気を出しません。
「それなりにまあ安定してるし、いっか」みたいな心持ちです。
一方で、大学中退をしている方は、もし中退を気にしているのであれば、ハングリー精神があるかもしれません。あるかもしれない。(人による)
実力次第で上に登っていける会社に就職するのであれば、むしろ王手で安定している人よりも、より上にいける可能性があります。
5年・10年というスパンで見れば、その時その時を本気で生きているかで収入は大きく違ってきてますので、本当にこれから次第です。
最近なら副業という選択肢もありますし。
補足:中退者が王手や大企業に入るには転職一択
よほど就活がプロ級に上手い人や行動力がある人でない限りは、大学中退からいきなり王手企業などに入るのは厳しいです。
まず学歴フィルターで書類が通りません。
ですが、最初は中小企業に就職して、そのあとに何か強みをその会社で磨けば王手への転職出世コースも可能です。
結論:結局はその人次第ですよね
- 大学を卒業して!
- 就職して!
- 家庭を持つ!
なんて模範的な人生をおくっている人は多いように思えて、そこまで大半を占めているわけではありません。
それに模範的に生きることが良いとされてはいますが、実際問題、別に生き方は人それぞれです。
自分が満足できればOKなはず。
ただ、現実問題として、大学を中退していて面接に少し苦労することはあるかもしれません。
でも、誰しもそんな順風満帆に人生をノラリフラリと生きていませんので、「夢を諦めないで!!」みたいな感じで終わります。
実際、終わりじゃありません。
むしろ何かに絶望したときこそが始まりだったりします。
