「大学を中退してしまったし、資格の勉強した方がいいのかなぁ〜」
なんて思っている人に向けて。
資格の取得という行為は日本人が大好きな意識高い行動の1つではありますが、目的なく資格勉強をしてもあまり意味がありません。
よくありがちなのは、「とりあえず資格の勉強でもしとくかなー、アー、今日はやる気でないなー」みたいなことをループしてしまうやつです。
中途半端なモチベーションでは、勉強って続かないことが多いと思います。
それに、大学を中退したとしても資格なしで働ける仕事はいっぱいありますし、資格が全てではありません。
というわけで、この記事では、
- 資格があるとこんなことが有利
- こういう資格勉強は意味ないかも
ということをお伝えいたします。
幻想のお勉強にはとらわれないほうが時間的にも効率良いです。
資格があるほうが就職に有利なのは間違いない

記事冒頭で「資格は無駄!」みたいなことを書いてしまいましたが、やはり就活では資格があるほうが有利です。
特に大学中退の場合は尚のこと、資格があった方が有利です。
というのも、世間一般的には大学中退者は『継続するのが苦手であまっちょろい』という偏見をもたれがちで、そこをカバーできる
- 真面目さ
- 誠実さ
っぽいものをアピールできるからですね。
資格それ自体が強みになることもありますが、どちらかというと面接ウケでポイントが高いです。
「ぼくは必要とあらば!勉強もします!」というアピールができるのが資格取得のいいところ。
ただ、資格自体に強い価値を持つのは、
- 難関資格
- その業界で本当に役に立つ資格
というところになりますので、その点は忘れないほうが良いです。
企業側からのウケは総じて良い
特に面接の際に、資格を持っていると
「君はこんなことができるんだねぇ~」
「これってどういう資格なの~?」
などとありがたいアピールのきっかけを頂くこともできます。
あくまでアピールのための手段の1つではありますが、資格がないよりはやっぱりあったほうがいいよねっていうところです。
実際、持っている資格から話題が広がって面接官と意気投合する場合だってあります。
例えば、TOEICとかだったら、「ぼくも勉強してるんだよぉ~」といったように話題が広がることもあります。
完全に慣れ合いというか、ただのしょーもない話題ではありますが、そういう小さな積み重ねがプラスに働くのが就活です。
面接官側からも何も話題を振ることができない人に、良い評価はつきにくいでしょう。
とは言っても、資格勉強のために働かないのは微妙
たまに「資格勉強するから今はバイトで!」という人もいるようですが、本当に資格勉強に時間を使うに値するのか?という問いかけが必要です。
そもそも論として、超難関の資格じゃない限りは働きながらでも勉強はできます。
もちろん多少精神的に厳しいことやら娯楽する時間とかが減るかもしれませんが、不可能ではありません。やる気があれば。
一旦働きながら、資格手当がでる職場で資格を取っても良いと思いますし、自分の中で優先順位はつけたほうがいいです。
ダラダラと資格勉強をするよりも、少ない時間の中でパッパと勉強するほうが捗るってのもありますからねー。
それに、資格取得よりも実際に働いた経験のほうが評価されることも往々にしてあります。
その他:学士を取るという選択
大学を中退してから通信制の大学とかそこらへんで学士(大卒資格)を取るのもありなのか?みたいなことはたまに議論されます。
ただ、よくわからない大卒資格はそこまで意味をなさないことが多いので、時間がもったいないんじゃかなと個人的には思う次第です。
お金も結構かかりますし。
確かに形式上は大卒扱いなので、就職する際も新卒扱いになるみたいですが、また何年もかけるに値するのかというところです。
時間は限られてますし、お金だって限られているでしょう。
学士に関しては、コスパが悪い選択肢な可能性が高いです。
資格なし未経験の大学中退者でも就職は可能

既卒・第二新卒の求人は現代にはすごくニーズがあります。
社会人経験はなくても、10代後半から20代前半の『若さ』というのは企業が常に求めているものだからです。
特に若い頃は即戦力になるような人材よりも、これからの成長を加味したうえでの、ポテンシャル(人柄とか)が見られます。
資格勉強のために1年アルバイト生活をしたからと言って、企業側から大きな戦力として見なされるのかというと、それはNOですね。
とりあえずおぼろげながろも、社会人経験をつんでいる人のほうが企業側からのニーズは高まりますし、経験もつめる傾向にあります。
お金だってもらえます。
大学中退をしたからと言ってそれをカバーしようと資格勉強をするよりも、実際に働いてみるほうがよっぽど今後のためになる可能性が高いです。
資格があるだけで無双できることはない
大学を中退してしまった方が資格勉強をする大きな理由として、『自信をつけるため』というのも1つあると思います。
何度も書いてるように、資格はないよりもあったほうがいいです。
ただ、何かの資格を持っているだけで
- 自信がついて
- 有能になって
- 就活も余裕になる
なんてことはありえません。
実際、新卒の有名大卒だとしても落ちる時は落ちます。
企業にとってその人柄が合う合わないってあるので。
それに度々書いてるように、企業側が求めているのは若さと成長を見込める人柄です。
企業側も即戦力(すごい仕事できるぅ!フー!)みたいな人材はもともと期待していません。
シンプルにお伝えしたいこととしましては、就職のために資格勉強する!は少し本末転倒かも。。。というところです。
もちろん一概には言えませんので、よく考えることが重要ですね。
就職前に資格取得を目指す場合
もし就職前に資格取得を目指すのであれば、
- 勉強する期間を決める
- 資格が本当に就職に有利になるかを再度確認する
- 本当にその業界で働くメリットがあるか確認する
といったところを確認しておきましょう。
特に『期間を決めること』はダラダラと勉強することの防止策にもなりますので、重要です。
あとは、本当のその資格を取得する意味があるのかを再度確認して、業界の傾向もチェックしておくと良いですね。
これらは、
- 目標から逆算する
- ゴールから今やるべきことを見据える
- 目的のための手段
といった言い換えができます。
勉強する時間や教材費を無駄にしないためにも、しっかりと「本当に必要なのか?いつまでに取得するのか?」ということを自問等するほうがいいでしょう。
まとめ:資格勉強よりも経験値?
あくまで一般論ではありますが、働きながら資格勉強をするほうが社会的評価は高いです。
フリーターしながら資格勉強だと、やっぱりブランクできてしまいますし、そこまでメリハリもつかないと思いますので。。。
もちろん絶対に
- 働きながら資格勉強
- そもそも資格勉強しなくていい!
なんてことは言えませんので、そこは自分自身とよく相談することです。
どういった目的で資格勉強をするのかが重要ですね。
