「中退者でも塾講師として働けるのだろうか?」
「バイトくらいはいけるのかなぁ~」
といった疑問にお答えする記事です。
結論から書きますと、大学を中退していても正社員として働けますが、大卒の人より受かりにくいです。
ただ、全然無理!というわけではないです。
アルバイトの場合は大学中退でも全然受かります。
大学中退→塾講バイト→正社員登用なんかは全然アリですね。
【始めに】塾講師の面接で必ず聞かれること

中退者の場合、必ず面接で聞かれるのが
「どうして大学中退しちゃったの?」
という内容です。
大学の中退理由を上手にカバーすることができないと、採用側からも「やる気がないやつなんじゃないか?」と思われてしまうことが多くなります。
実際に自分が採用側の立場になって考えてみると分かるはずです。
大学を中退した人が来て、「とりあえず辞めちった~ははw」なんておちゃらけた人が来た場合、同様に塾もすぐ辞められてしまうことが懸念されてしまいます。
ですので、
- 大学を中退したまともな理由
- 中退をカバーする前向きな見解
という戦略的口実が必要になります。
大学を中退した場合は、普通の就活だとしても同じではあるんですけどねー。
大学を中退した理由
中退理由に関しては、なにも馬鹿正直に答える必要はありません。
- 家庭の経済的な理由で大学に通えなくなった
- 親に看病が必要になってしまいお金がかかることになった
などといった、家庭の事情を持ち出すのが便利です。
というのも、普通の理由だとあまりにも弁解の余地がないからです。
- 大学の勉強内容に興味が持てなかった←みんなそうだから!!
- 大学つまらなすぎた←自分勝手クンかなぁ!?
- 人間関係がつらくて…←協調性ないのかぁ!?
面接で重要なのは『自分がどう思っているか』よりも『相手がどう思うか』を意識することになります。
いくら自分自身の本心で「大学はクソすぎる、つまらなすぎる」と思っていても、それは面接時には口に出さないほうがいいわけです。
嘘だろうがなんだろうが、地雷ゾーンは避けるのが無難です。
中退の前向きなカバー
『大学を中退してしまった』というのは、世間的にはネガティブなイメージです。
- 一つことを続けられない人
- レールからすぐ外れちゃう人
- 根性・忍耐・やる気がない人
などといったイメージがあります。
自分がどう思うかではなくて、世間的なイメージではネガティブです。
なのでそういったネガティブイメージは、採用側に前向きに伝える必要があります。
- 中退してしまって高卒にはなってしまったが、その分仕事を頑張りたい
- 学歴がないからこそ、仕事で挽回していきたい
などといった、熱意・やる気・向上心を伝えるのが重要です。
「あー、この子大学中退して悔しくて、仕事に力入れてくれそうだな。使えそうだな。採用したろ!!」となります。
ただ、この手の前向きでポジティブな理由付けのようなものは、就職を支援してくれるエージェントで就活をしながら磨いていったほうがいいです。
自分1人だけの力だとやっぱり他者視点に欠けてしまいますので。。。
塾講師として働けるのかを勤務形態ごとに解説

正社員のほうがやっぱり難易度は上がります。
アルバイトは個別塾なら、大学中退でも何個か受ければどっかしら受かります。(人で不足なので)
アルバイトの場合
何個か受けていれば、普通に受かります。
もちろん、以下2つは当たり前ですが必須です。
- 筆記試験対策
- 面接対策
受ける塾によりますが、筆記は難しいところも一部あります。(王手集団予備校など)
自分の学力に合ったところを受けるか、自分自身の学力をそこまで戻しておきましょう。
ただもちろん、
- もともと学力がない場合
- 完全に忘れてる場合
といったあまりにも筆記対策に時間がかかりすぎるなら、違う業種のほうがいいですね。
時間がかかりすぎてしまうのはコスパが悪いです。
あと当然ではありますが、塾講師のアルバイトも人柄(コミュニケーション能力など)が見られますので、面接対策も重要です。
個別塾の場合
大体どこの個別塾も、中学生~高校生がメインで教える層なので、中学の主要2科目、高校の主要2科目くらいができれば受かります。
一部、Fラン大学生も働いているので、基本的には中学レベルができれば受かることが多いです。
集団塾の場合
- 授業準備
- 授業展開
などを考える必要があるので、個別塾よりも少し採用のハードルが上がります。
ただ、中学生向けの塾なら、内容も簡単なので難しくありません。
正社員の場合
次は正社員の場合です。
やはりバイトと違って採用する側も慎重になりますし、2次面接3次面接まであるところも多い印象になります。
- 筆記
- 1次面接
- 2次面接
などといった流れの塾(企業)も多い傾向です。
筆記に関しては1科目できればOKなところがほとんどですので、特に書くことはありません。
しっかり復習すべし、です。
大学を中退した人にとって関門となってくるのは、面接になります。
ただ、上にも書いたように、
- 中退した理由
- 中退を前向きにカバーする理由
といったところを抑えて、上手に相手に分かりやすいように説明できれば、あとは数打って狙っていけばOKです。
大卒者よりは圧倒的に不利なので『何か』でカバー
『何か』というのは、
- 熱意・やる気
- 人柄
- 外見からでる雰囲気
- 話している言葉のトーン
- ポジティブさ
など、一概には言えない、様々な人柄の部分になります。
人間は相手の外見や雰囲気から、その人の情報をできる限り読み取ろうとする生き物です。
「この人ちょっと変だな。。。しかも中退してるし。」といったように、中退している人は『中退』に対してのネガティブイメージを大きく広げられてしまうことがあります。
ですので、定義は難しいですが、できる限り人間力を高めることが重要です。
相手の意図を汲み取ることや、ハキハキとしたポジティブな雰囲気を演出したりすることですね。
ただこういった事は、即席で出来るものではありませんので、普段から
- 人にポジティブな言葉をなげかけるようにする
- 相手を思いやる
などといったことが重要です。(それが難しい)
でもそういった、小さいことの積み重ねで、人間力というのは向上するのではないでしょうか。
あとは何個か実際に受けること
正社員として勤務する場合はやはり多少は落ちますので、何個か塾・予備校を受けることをおすすめします。
1校だけだと採用される確率も落ちてしまいますので、求人サイトやエージェントを活用して、何個か目星をつけておくほうが確実です。
まとめ
大学を中退してから塾講師として働くには、大学中退というネガティブイメージを払拭することが重要って記事でした。
新卒や中途採用で入ってくる大卒の人に比べると、やっぱり大学中退はデメリット部分なので、そのデメリットを超えるあなたの魅力を伝える・作ることが重要です。
筆記試験に関しては中学高校レベルの内容なので、復習すれば問題ありません。
ただ、大学中退の部分をカバーするためにも、就職サイトなどを活用することをおすすめします。無料なので本気なのであれば、リスクはないです。
補足:バイトの場合
塾講師ジャパンなどのバイト求人サイトを活用すると、効率よく求人を見つけられます。