「大学を中退してからとりあえずフリーターを…」
という方は多いと思います。
フリーターでもガッツリ働けばそれなりに稼げますし、「まあ今のままでもなんとかなるような気がする」と思うものです。
実際、気合を入れて働けば全然暮らしていけます。
でも実際には、
- 若い頃の時間
- 自己成長の機会
というものを大きく失っている可能性があります。
言葉で見るとなんだかありきたりな感じはしますが、若い頃の時間は言葉にできないほどに本当に重要(貴重)です。
この記事では、大学を中退してからフリーター生活はあんまり長く続けないほうがいいですよ!ということをお伝えいたします。
大学中退後にフリーターを続けると失うもの

記事冒頭でも書きましたが、やっぱり『若さ』です。
若さを失う=企業からの需要が減る
よく25歳程度が一区切りと言われますが、大学中退後に長くフリーターを続けてしまうと、若さがみるみる減っていきます。
外見的な意味合いではなくて、世間一般からの評価としての若さですね。
完全に先入観ではありますが、年齢の数字というのはそれだけ就職などの際に重視されます。
- 21歳未経験
- 26歳未経験
どちらが企業から欲しいかというと、21歳の未経験です。
なぜかというと、若いから教育して戦力にすることができるからですね。
とは言っても、もちろん人柄などにもよりますが、一般的には若さというのは武器になります。
この『若さ』という唯一の若者の武器を、アルバイト生活に使ってしまうと、なかなか抜け出せなくなります。
- バイトする
- 休む
- バイトする
- 休む
これをループすると何が悲惨って、それ以上の成長が見込めないことです。
正直、バイトができる仕事は誰でもできます。
誰でもできるからアルバイトという雇用形態なんです。
超きれいごとでよくありがちなフレーズではありますが、若い頃の貴重な時間を時給1000円などで売ってしまうのは非常にもったいない。というか、かなり損です。
バイトに慣れてしまうと安全ゾーンへ突入する
人間は誰しもリスクよりも安定や安心を求めます。
メンタル的なダメージをくらう機会(新しい出会い・何かへの挑戦)というのは誰だって怖く感じて億劫になるものです。
アルバイト生活をしていると、いわゆる安心感のようなものが裏目に出ます。
「特定の時間に出勤してルーティンを終えればOK」
「今のままならだるいけど、まぁ、、、耐えられる」
といった世間一般的に言うと、『甘えが生じる』みたいなやつですね。
もちろん、生き方なんてのは人それぞれでアルバイト生活がダメな理由はありません。
ただ、現実的なデメリットとして、アルバイト生活を長く続けていると社会からは見放されます。
シンプルに言うのであれば、お金が稼ぎにくく、かつ出会いも少なくなるわけですね。
年齢を取ればとるほど後悔は増すのが一般的
よほど特殊な悟りをひらいている人以外は、
「昔もっとリスクを取って挑戦していれば・・・」
「あの時、全力で生きていれば・・・」
と後悔するのが人間という生き物です。
特にフリーター生活をしていてその時期に誇りを持てる人間はいるのかというと、いないでしょう。
「あの時さっさと正社員で働いていれば今頃年収~万で、可愛い彼女もいて、人生ENJOY!できていたかも・・・」とワンルームのボロイアパート一室で思うかもしれません。
その頃にはかなり厳しい現実が突きつけられていることがあります。
- 就職できる会社が見つからない
- 自分に自信をもてず人と関わるのが怖い
- 無駄にプライドだけ高くなってしまいオワル
などなど。
人生は一回負のスパイラルに入ってしまうと、本当に抜け出しにくいです。
自分のメンタル状態であったり、いったん社会から見放されることで、どんどん自己否定や自己嫌悪ループに入り…というやつ。
大げさかもしれませんが、わりとこれ、普通です。
ワンルームのクソぼろいアパートが日本にあるのはなぜでしょうか?
そこに住む人がいるからです。
誰だってクソボロイアパートになんて住みたくありません。
フリーター生活を脱すると得られるもの

シンプルに、以下3つほど。
- 成長する機会(出会いも含め)
- 安定した給与
- 社会的な身分
成長する機会
フリーターのイメージとしては、積み上げタイプではなくて、掛け捨てタイプです。
1時間を1000円で売却し続けるようなイメージ。
一方で、正社員などの正規雇用になると、新しい出会いや仕事経験が得られるため時間を売却しつつ自己成長する機会が得られます。
いわゆる『年収カーブ』なんて言いますが、正規雇用で働くことで
- 年齢による昇給・昇進
- 仕事を通じて得られる価値観の変化
といったフリーターでは得られない上昇みたいなものがあります。
一般的には、人との出会いが1番大きく人を成長させる要因かなぁ~と思いますが。
人間は常に成長し続けることができる生き物です。(だと思ってます)
今が良い感じと思っても、さらにその先があるものです。
それはお金の面であったり、他者とのつながりによる幸福感であったり、自己満足感であったり様々ですね。
こういった、いわゆる『成長する機会』という抽象的なものが、フリーターをやめると得られることが多いでしょう。
安定した給与
単純にお給料のお話ですね。
フリーターだと福利厚生はしょぼいですし、ボーナスもでませんが、正社員だとデルヨーっていう。
『安定した暮らしができる』というのは言葉にすると非常にしょぼいですが、実はかなり精神的影響を及ぼします。
ぶっちゃけ『無能』だとしても、会社に勤めてさえいれば暮らしていけますので。
社会的な身分
いわゆる、
- クレジットカードが作れる
- 1人暮らしができる
- ローンが組める
などといった、そこらへんです。
何かの審査に通りやすくなります。
何かを作りたくても(したくても)社会的な信用がないと、できないことは結構アルアルで、社会的な身分がないがゆえにできないことが増えると悲しみもありますね。
実際、1人暮らしをしたくてもフリーターだと審査が通らないことはかなりアルアルです。
そして、結構ヘコみます。
まとめ:どちらが良いかは人それぞれではあるが・・・
大前提として暮らしていくだけの力がないといけません。
フリーターのバイト収入だとやはり足りないことが多いですし、体調を崩してしまったときなどにもれなく詰みます。
それに人生の一大イベント『恋愛』をする機会もなかなか得られないでしょうし、いろいろ悲惨であることは間違いありません。
ただ、一概には言えませんし、個人の趣味嗜好によって違ってきます。
「お金がなくてボロアパートで1人で孤独に死んでいくのも良いやん」
「親のすねをかじるだけかじってやる##」
これらもまた1つの生き方です。
まあでも、正社員として働くことで得られる喜びみたいなものも忘れてはいけません。
『やりがい』なんて言葉は洗脳一種ではありますが、やってりゃ『やりがい』がでてくることもあります。
でてこなかったら、その時はその時で生き方を考えればOKです。
ただ、フリーター生活はあんまり長く続けないほうが良いというのは、もうしつこく書いておきます。
⇒大学中退者のための就活の始め方|正社員として就職できる方法!