「高卒でも良い給料の職業ってあるのかな?」
「学歴がはないけれど、金は稼ぎたい!!#」
そんな方に向けての記事です。
学歴がある場合は、『見込みがある』というポテンシャルで企業側から高く購入されます。
いわゆる今のうちに安く買っておけば、将来的に化けるという見込みのうえでの採用です。
一方で、
- 中卒
- 高卒
- 大学中退
といった学歴があまり良くない場合は、見込み採用で良いお給料をもらうことはなかなかできません。
実力の世界です。
でも逆に考えれば、実力さえあれば高収入に到達することはできるということ。
この記事では、最初から給料がそこそこ高い職業から、給料を高くもらうための戦略部分をお伝えします。
高卒だとしても、
- 短期的にできるだけ早く給料が良い仕事を望むのか
- 中長期的に給料が良い仕事を望むのか
というところで、大きく戦略(生き方)は変わってきます。
目次
【始めに】給料が高いのはなぜか知っておこう

そもそも世の中の企業は、なぜ高いお給料を払ってまで人を雇う必要があるかを考えないといけません。
理由はシンプルです。
大きく分けると、会社からたくさんの給料をもらえる理由は、以下2つになります。
- みんなやりたがらない仕事だから
- 代替しにくい仕事だから(君じゃないとできない!!)
1.みんなやりたがらない仕事
昔から日本でやりたくない仕事の代表例として、3Kというものが挙げられます。
- きつい
- 汚い
- 危険
といった誰もやりたがらない仕事です。
こういったみんなやりたくない仕事というのは、やはり「働きたい!!」という人がいないため、高給与がでます。
例えば、鳶(トビ)などの現場仕事とかはケガをするリスクも非常に高いので、あまりやりたがらない人が多いはずです。
ハローワークなんかで求人を見てみると分かるのですが、なかなか給料が良いんですよね。
一般的なオフィスワーカーの
- 事務
- 経理
- エンジニア
といった求人よりも未経験でも明らかに給与が良いです。
このような例のように、『みんながやりたがらない仕事』というのは給与が良い傾向にありますね。
主に肉体労働が多いです。
2.代替しにくい仕事
いわゆる替えが効きにくい仕事内容です。
まあ実際替えが効かない人なんてのはこの世に存在しませんが、いることで大きな利益を上げることができる人材ということですね。
分かりやすいので、例えば営業とか。
『毎月他の社員よりも明らかにあほみたく契約を取ってくる』なんて人材なのであれば、それはもう高い給与を払ってでもいてほしい人材です。
なぜかというと、高い給与を払うだけの価値が会社にとってあるからですね。
シンプルに言うのであれば、あなたを雇うことによって利益が出るからです。
ただ、こういった実力がある人材には最初からなれないため、自己研鑽(勉強や実践)が必須になります。
最初から給与が高い仕事は基本的にはない
上で書いたように、
- 3Kの仕事
- 替えが効きにくい
といった2つ以外に会社からお金をいっぱいもらえる仕事はありません。
この事実に関しては高卒も大卒もあまり変わらないので、選択肢としてはキツイ仕事をして高給与をもらうか実力を磨くかの2つです。
ちなみに起業したりビジネスを自分するというのも、実力という部分になります。
当たればでかいけど基本給などの保証もないので、最初から起業しようとしても、統計的に1%も上手くいきません。
高卒で高給取りになるためにおすすめの方法論
あくまで個人的な主観ではありますが、以下2つです。
- 基本給が保証されている会社へ就職すること
- その会社で働きながら実力をつけること
最初からキツイ仕事をやって、そこそこの給与をもらうという方法もなくはありません。
例えば、トビ職人や運送会社のドライバーとかは免許さえあればそこそこ給与も良いです。
ただ、高給取りになるために意識すべきところは1年後、2年後、5年後といった少し先の未来なのではないでしょうか。
アルバイトとかが分かりやすいですが、1時間に1000円もらえても月300時間働いたとしても30万です。(手取りはもっと少ない)
しかもほとんどの場合、キャリアアップのための経験値も貯まりません。
もちろんその給与で安定したい人には良いと思いますが、この記事を読んでる人はおそらく高給取りになりたい方のはずです。
- 高給取りになりたい
- 金持ちになりたい
- お金をいっぱい稼ぎたい
という人に必要なのは目先のお金ではなくて、知識や経験値を確実に蓄積して実力をつけることです。
そのためには、働いて最低限の生活ができる資金をもらいつつ、さらに本気で取り組めば昇進や転職に有利なキャリアアップを狙える会社で働くことになります。
もちろん短期的なお金を追うのもアリ
- 家庭の事情
- 経済的な事情
といったところの理由で、とにかく早くそこそこの給与がもらえる就職をしたい!という人もいると思います。
そういった特殊な場合に関しては、将来や未来といった自己実現のような欲求よりも、まずは安定した暮らしのための活動をすることが優先順位が高いはずです。
この記事で書いてるように3Kのような仕事に就けば、そこそこ良い給与がもらえます。
最初から高卒でも給与が良い仕事
主に肉体労働になりますね。
知識面で優位にたてないので、みんながやりたがらない肉体労働は高卒でも最初から給与が良いです。
1.鳶職人・土方
ホワイトカラーな仕事をしている人からすると敬遠されてしまいがちですが、土方などの職業だって立派なお仕事です。
ケガのリスクなどが常に付きまとうのがつらいところではありますが、身体を使う仕事のため最初からそこそこ給与がもらえます。
22歳とかで有名大学を卒業して王手に就職した人よりも22歳の時は土方のほうが給与が高いのはかなりアルアルです。
「身体がそこそこ丈夫だ!」
「頭を使うよりも体を使うほうが好きだ!」
といった人には良い職業だと思います。
2.配送ドライバー
配送ドライバーに関しても、比較的身体を使う仕事でしかも激務です。
そして、結構キツイため、やはり最初から給与は高い傾向にあります。
特にキツイ部分としては、以下4つほど。
- 時間がシビアなことが多いので休憩が少ない場合が多い
- 顧客への配送だとクレームもちょこちょこ言われる
- 荷物が重い場合もある
- 腰を痛めがち
精神的な意味合いでも身体的な意味でもかなり疲労がたまる仕事です。
宅配ドライバーもトビ職同様に、身体を動かすことが苦でない人には良い職業かもしれません。
3.夜のお仕事系
あえてボカしますが、こちらもかなり肉体勝負の仕事で、かつ学歴が全く関係ありません。
男性・女性ともにどちらも需要がある分野なので対人スキルがある人がある人にはおすすめできるかも。
ただ、人間関係のどろどろとした関係が多いことや、コワイ人も一部にはいますのでかなりリスクも高いです。
個人的にはですが、よほどな理由がない限りはおすすめできません。
将来的に高給与になれる可能性がある仕事
1.営業職
営業と言ってもいろいろな業種があります。
さらに、
- 個人向けの営業なのか
- 法人営業なのか
といった形態も違います。
ただ一貫して言えるのは、営業職のほとんどの企業の場合は、基本給+歩合制ということです。
基本給だけだと非常に少ないですし、営業部長などの上司からのノルマもキツイのですが、歩合というところが伸びしろになります。
物やサービスを売るための根底部分が仕事をしながら学べるので、一生もののスキルになる場合もありえます。
もちろん、自分の取り組み次第ですし、合う合わないというのはかなりあるので一概には言えないので万人におすすめはできないのですが。。。
上手くハマって自分なりにストレスマネジメントスキルが身につくと、年収1000万を超える人も多いです。
2.IT系企業全般
こちらもあやふやな定義ではありますが、IT全般は実力主義な部分が多いです。
学歴的な側面よりも、より実践的な技能や考え方、データ分析など企業が必要しているスキルは千差万別になります。
- プログラマー
- SE(システムエンジニア)
- エンジニア
- クリエイター
- デザイナー
などなど、本当にいろいろあります。
最初は給料が安いですが、未経験でも求人を出している企業は多いです。
しっかりと学んでスキルを身に着ける意志などの、目的がしっかりとしていれば、学歴がなくても将来的に高給与を狙っていける仕事ですね。
実力がつけばつくほど、安定して稼げるようになります。
3.自由に仕事ができて実績が作れる仕事
非常に抽象的なのですが、『自分の自由に仕事ができて実績が作れる仕事』というのも、少し先の未来で高給になれます。もちろん結果を出せば。
転職でキャリアアップを狙う場合に必要なのは、即戦力となる人材です。
シンプルに言うのであれば、一定のお金を払っても企業が雇う価値のある人間ですね。
じゃあそういった『企業から価値のある人間とは?』ということなのですが、
- 目に見えてできること(専門性)があること
- やる気や情熱ではなくて数字を出せること
などの分かりやすい指標が必要です。
「やる気あります!!」みたいなのは、20代前半までなわけですね。
ですので、営業やITに限らず、『実績を作れる仕事』というのが将来的に高給与をもらうために必要です。
例えば、どこかのエリアマネージャーになって売り上げを~倍にしました、とかそういうやつですね。
仮に給与は低かったとしても、結果を出すことができる(努力して見込める)場所に就職するのは賢い選択肢の1つです。
具体的なご提案
- 短期的にすぐそこそこな給与が必要
- 中長期的に見て高給取りになりたい
という自分の目的によって、どうすべきかは異なります。
一応少しだけご提案を〜。
最初から高給与スタートが良い人
家庭の事情や自分自身の事情で、最初からそれなりに高給与ブイブイしたい人に関しては、3Kなどの仕事がおすすめできます。
もちろん、身体的にキツイことは多いですが、高卒で最初から良いお給料をもらうならコッチのが良いです。
将来的に高給与になりたい人向け
主に1年後、2年後、5年後という期間の幅を持って給与を高くして、ハイステータスな人になりたいのであれば、実力がつけられる会社への就職を推奨します。
- 働けば働くほど専門性が身につく仕事
- 目に見える実績を残すことができる仕事
といった業種と会社です。
まとめ
甘ったるい話ではなくて、現実的な側面を踏まえて書かせていただきました。
- 3K(キツイ系)の仕事
- 実力主義の仕事
このどちらかが高卒だとしても(そうじゃなくても)、高給与を狙っていける仕事です。
ただ、大卒でも最初の新卒ブランドが輝くだけであって1年・2年とするとジワジワと実力で差がついてきて、5年くらいするとガッツリ実力で差がつくものだったりします。
今までの学歴がどうだったかよりも、これからの取り組み次第で自分の思い描く未来は作っていけるものです。
転職エージェントや転職サイトをいくつか利用して、実際に仕事を探していくといいでしょう。