「大学の授業が合わねーし、、、」
「別に勉強したい内容でもねーし、、、」
「それだったら専門に編入したほうがよくないか!?」
という疑問に、現実をお伝えいたします。
さっさと結論を書いておきますと、専門学校に編入するとしても、明確な目的と意識がないとお金と時間を無駄にして終わってしまうかもしれません。
【始めに】専門学校に入る必要は本当にあるのか?

大学を中退して専門学校に入る場合は、「専門に行けばやりたい勉強ができるはず!」と思っている方が多いと思います。
でも実際には、専門学校に入ったからと言って、
- やりたい勉強ができる!
- 未来にワクワク!!
- 就職にも有利!!
なんてことは、ないのが現実であることが多いです。
専門に入らなくても自分自身で勉強することは可能ですし、専門学校の授業の質が高くて、最高にハイになれるかと言うと、そんなことはほぼありません。
実際に専門に通ってる人なんかは、「正直、独学でもできるようなことを長々と授業で解説されているだけ」なんてことを言っている人も多いです。
もちろん全員ではありませんが、『専門に行かないとその勉強ができない』ということはあまりないことが多いですね。
ちなみにですが、専門に通学・通信どちらだとしても行くことで試験が受けられるような業種は、入学することが必要ではありますのでそれらは例外です。(美容師とか)
無駄にしないためには自分の目標からの逆算
例えば、以下ような自問自答をするといいでしょう。
保育士になりたい!
そのためには?
~~という資格が必要らしい!
どうやったら取れる?
通信講座・書籍で独学・専門学校で習うという勉強方法があるらしい
あれ?別に専門じゃなくてもよくない?
よし、通信講座ダ!
本当に自分のやりたいことから逆算してみて、
「そのために専門に行くことが必要なのか?」
「専門学校に入ることが近道なのか?」
といったことを考えてみたほうが良いですね。
大学からの逃げ道として専門学校なんかに編入すると、また現実理想のギャップで苦しんでしまいます。
夢が多少なくなりますが、やはりどんな学校に入りなおしたとしても、自分自身で調整していくことは必要です。
「最初から今の勉強が好きな人はいない!」
「好きになるために工夫をして得意になっていくなかで好きになるんだ!」
みたいなやつですね。
これは半分世界で半分不正解だと思います。
でも、自分のやりたい勉強やなりたい職業のための勉強をするにしても、面倒なことや大変なことは現実的に多いものです。
本当にその職業が良いのか?
専門学校に入る=特定の業種へ就職を決めることと同じです。
例えば、医療系の専門学校に行くのであれば、将来の仕事はもう医療系の仕事に限定されてきます。
もちろん医療系以外もできますが、それだと専門学校入った意味がなくなってしまうので、入る前にもう将来就きたい職業をある程度限定することになるわけですね。
実際に、どの業界だとしても実習なんかをすると『思てたんと違う!!』と辞めたくなる人も多いです。
大学のクッソつまらん興味がない授業を脱するための、口実になっていないかだけ、中退するならほんとよく確認しましょう。
大学卒業のほうが無難な可能性もあるとの意見多数

これはほんと人の生き方次第ですし、思い方次第ではあります。
でも一方で現実的な問題点として、
- 大学中退⇒専門卒
- だるくても大学卒業する
という2パターンがあった場合は、やはりパッパラパーに大学を卒業している人のほうが、企業からは優遇されます。
なんでなのかっていうと、そういう日本のお決まりだからです。
ただもちろん、専門学校卒だとしても、明らかに優れた人格や能力がある場合は別になりますがかなりの努力が必須になります。
結局のところ、
「大学を卒業するのがいいのか?」
「大学中退して専門入って特定の業種の勉強をするといいのか?」
なんてことは、ほんとに人それぞれのどうしたいのか次第、ではありますね。
ただ、パッパラパーだろうが大卒はやはり優遇されます。
とにかく大学に通うことがもう嫌なら中退して就職もあり

「大学を中退しようかな?」と思った時は、主に3パターン選択肢があります。
- 気合で大学に通い続ける
- 専門へ編入する
- 中退して就職する
ここでお伝えするのは、中退して就職ですね。
資格の有無よりも実務経験が重視される企業や業種で働く場合は、さっさと就職してしまうのも手です。
美容師なんかは資格がないと人の髪の毛を切れませんので専門に入ること必須ですが、ウェブ系(IT)とかそこらへんの企業なら、そのまんま入って実務経験をつんでいくほうが年収もあげやすいですね。
「本当に専門に入る必要はあるのか?」
「大学に関してはもう本当に中退したいのか?」
という自問自答をしてみるとよいでしょう。
専門に編入して、特定の業種になんとしても就職したいなら、専門に入るのも良いと思います。
で、「大学はもう絶対に辞めたいけれど、イマイチ専門は逃げ道として用意してただけかも…」という場合は、就職のほうが実務経験がつめていいでしょう。
⇒【正社員に!】大学中退者におすすめの就職支援サイトと選び方を解説
ここで選択肢まとめ
専門に編入がおすすめの人
- 特定の職業になんとしても就きたい!
- そのために専門に入ることが必要!
- 現実的にだるいことがあっても耐える覚悟がある!
といった人は、専門がいいのではないでしょうか。
よく聞くのは、「医療系は将来も安定した職業があるし、最高デス!!」と思って医療・看護系に行ったは良いものの、臨地実習が過酷すぎて辞めたい…とかです。
そういった業界の良くない側面もしっかりと調べてから、中退して専門に入ると後悔しにくいですね。
ネットの情報もそうですし、リアルの情報もしっかり調べておいたほうがいいです。
大学にそのまんまいるのがおすすめの人
- 中退はしたいけど特にやりたいこともない
- 惰性で生きたい
- 楽に生きたい
なんて人は大学から中退せずに、卒業するほうがいいと思います。
自分の大学のランクが低くて就職にも有利になりにくいとしても、やはり大卒の肩書はどこの大学でもそれなりに就職の際に便利です。
あとは大学在学中の時間があるときに、自分から取り組めることはいっぱいありますので、自分がやりたいことを見つけることだって立派な1つの選択肢になりますね。
バイトしまくってそのお金を特定の勉強にぶちこんで、本気になるとか、やれることは探せばいくらでもあります。
中退して就職するのがおすすめの人
- 大学を卒業する意味がない!
- 大学なんて必要ない!
- もうとにかく働きにいきたい!
といった人は、中退して就職するのも手です。
新卒ブランドはないため、就職で既卒扱いになりますが、大学でのんびりしている人たちよりも早くからキャリアを積み始めることができます。
特に実力主義の業界へ就職すれば、数年後に大卒(有名大含め)をぶちぬくことも可能なので、悪くはない選択肢の1つです。
本気でハイスペックを目指すなら、就職して仕事ガチ勢になるのはコスパ的に優れてますし、正社員として働くとお金にも多少余裕ができてできることが増えます。
まとめ
自分が将来どうなりたいのかをしっかりと見据えて、逆算して、決めたほうがいいヨ!って記事でした。
その場の行き当たりばったりで決めると後悔することも多いです。
こういった、人生の選択をする際には、自分よりも長く生きている大人の人から『現実』を聞くのもすごく便利な選択肢になります。
ただ最終的には、自分がどうしたいか次第なので、自分自身で決断していくのが重要です。