フリーターをしていると、もう一度大学に入り直した方がいいのかな?と悩むこともあると思います。
再受験することは、果たしていいことなのでしょうか?
大学を中退して、将来のことが不安になったり、これからどうしていいのか迷ってしまう人は、再受験のメリットとデメリットをもう一度確認して、自分にはどっちがあっているのかを決めていきましょう。
この記事では
- 大学を中退して再受験するメリット・デメリット
- 再受験するべきなのか?
を詳しくお伝えします。
再受験が良いか悪いかは状況や思い描く未来次第

大学を再受験して勉強し直すことは、一見すると良いことのように思います。
しかし、今の状況や、どんな風になりたいかによって異なるので、やはり人それぞれと言えます。
ある予備校の調査によると、年間に大学を再受験する人は38,000人にものぼるそうです。
大学に入学しても、自分の思っていたのとは違った、と一年しないうちに辞めてしまう人も。
辞めた後の進路は
- 再受験で大学に入る
- 専門学校などへ入る
- 働く
などに分かれます。
再受験をするべきかどうかは、人それぞれです。
- 大学中退でも、やりたい仕事をしている人
- 再受験して改めて自分のやりたい事を見つける人
- やりたい事のために、専門学校などに入り就職する人
など、まずは自分がこの先どうなりたいのかを明確にすることが大切です。
ぼんやりとでも良いので、10年後はどうなっていたいか?と未来の自分を想像してみましょう。
そして、その理想の未来像に近づくために、再受験が必要かどうかを考えてみると、答えが見るかるはずです。
再受験をするメリット3つ

大学を再受験して、入学し直すことによって、どんなメリットがあるのか、確認していきましょう。
メリット1.最終学歴が「大卒」になる
大学を中退したままでは、就職する際に提出する履歴書で、「大学中退」が最終学歴となってしまいます。
仕事によっては、応募の条件として、「大卒以上」ということも。
そのような企業には、資格がないので応募できません。
再受験をして、大学に入り直し、卒業することで、最終学歴が「大学中退」から「大学卒業」に変わります。
就職をする際にも、大卒の方が有利なこともありますし、企業から見ても、中退よりも卒業していた方が、印象が良くなります。
日本はまだまだ、学歴社会とも言われているので 大学卒業と履歴書に「大卒」の肩書きが欲しい!という場合には、再受験をする方が良いと言ますね。
メリット2.もう1度大学生活をおくれる
長い人生において、大学生である期間はとても短いものです。
私の友人は、「大学時代は人生のゴールデンウィークだ」と言っていました。
たしかに、勉強やアルバイトなど、大変なこともありますが、仲間に囲まれて刺激的な毎日を送る日々は、大学以外にはあまり経験できないものです。
働き始めれば、友達と会う時間も減ってしまいますし、遊びに行く機会もなかなか時間がとれません。
楽しい大学生活を、再受験でもう一度味わえるのは、大きなメリットです。
メリット3.将来のこと考える時間ができる
大学中退で、学校を辞めてしまったら、ほとんどの人は、生活のためにもすぐに働き始めなければいけません。
恵まれた環境ではない限り、働いてお金を稼ぐ必要がありますよね。
自分が何をしたいか、どんな仕事に就きたいかを考えている時間も、なかなか持てません。
- 大学に入れば卒業まで時間ができる
- 今すぐに夢がなくても、在学中にじっくり考えられる
- 在学中に、進路が変わる可能性もある
今すぐに答えが出ない場合でも、大学在学中にいろんなことを経験して、将来の夢が見つかる可能性も大きいですよね。
再受験をするデメリット4つ

では、再受験をすることで起こるデメリットは、どんな事があるでしょうか?
デメリット1.金銭的な負担が大きい
大学で勉強するには、授業料や入学金など、色々なお金がかかります。
当然、金銭的な負担はとても大きくなります。
一度大学を辞めただけでも、たくさんのお金がかかったはずですが、入り直すとまた一からやり直しです。
自分で全てのお金を出すことは難しいでしょう。
だからと言って、親にお金の負担をお願いするのも気が引けますよね…。
大きな出費となるので、金銭的に厳しい場合があります。
デメリット2.いつ合格するか分からない不安
再受験を決意して勉強しても、すぐに受験に合格するのかは分かりません。
もしかしたら、浪人生活が長くなる場合もあります。
合格しないと、先のことも見通しが立たなくなり、これからどうなっていくのか不安を感じてしまいます。
必ず合格できるという保証はないので、いつ合格するのかわからないまま勉強を続けることに不安を感じるでしょう。
デメリット3.年をとってしまう
受験の準備期間や大学生活を考えると、一般的な大卒者よりも年齢が上になってしまうのは仕方のないことです。
就職する際に、年齢や大学を再受験したということがネックになる場合もあります。
他の応募者が、20代前半の中で、30代がいればやはり悪い意味で目立ってしまうかもしれません。
再受験を決めた年齢が遅ければ遅いほど、卒業した時の年齢も高くなってしまいます。
その分、就職したいと思った時に、不利になることも考えられます。
年齢だけで採用不採用が決まるわけではありませんが、やはり若い方が採用される可能性が 高いでしょう。
デメリット4.再受験は受かりにくい?
正式な大学側の発表があるわけではありませんが、再受験では一般の受験者よりも受かる確率が低いと言われています。(あくまで統計的な意味です)
大学や学部によっては、年齢制限があるところも。
再受験は、なかなか厳しい状況になりそうです。
「大学に入りなおすべきなのか?」再受験のメリット・デメリットを見てきました。
結局は、大学に入りなおすべきなのでしょうか?
再受験がおすすめな人、就職がおすすめな人、それぞれの特徴を解説していきます。
再受験がおすすめな人
- やりたい勉強がある人
「この勉強がしたい!」
「その為に〇〇大学に入りたい!」
と明確な目的があるなら、再受験がおすすめです。
なんとなく大学に入るというわけではないので、モチベーションも保てるし、自分のやりたい事ができるので、充実した大学生活がおくれます。
- 「大卒」になりたい人
就職したいと思っている企業や業界が、「大卒」でなないと応募できない場合や、どうしても「大卒」という肩書が欲しい人は、再受験するべきです。
実際に大卒以上でなければ、応募資格も与えられないという仕事も、たくさんあります。
大手や老舗の企業は特に、学歴を重視する傾向も高いので、再受験して大学卒業しておくと有利になるはずです。
- 働くまでに時間が欲しい人
まだやりたい仕事が見つからず、ゆっくりと時間をかけて考えていきたいと思っているなら、再受験して大学生活の中で、将来の目標を探すのもひとつの方法です。
大学生の時期は、色々な人と関わり、学ぶ事もたくさんあります。
他の人に影響を受けながら、自分の考えも変わってくるはずです。
就職をしたほうが良い人
- すぐにお金が欲しい人
金銭的な余裕がないと、再受験は難しいです。
勉強するよりも、まずは自分の生活のためにお金を稼ぎたいなら、就職が近道です。
- やりたい仕事がある人
やってみたい仕事があるなら、チャレンジしてみましょう。
年齢が若い方が就職しやすいので、早ければ早いほど有利です。
正社員での採用が難しそうなら、まずはバイトや派遣から始めるという手もあります。
- 安定した生活をおくりたい
就職して、正社員として働けば安定した生活がおくれます。
正社員ならボーナスも出るし、長期の休暇も取れます。
将来の年金、退職金、健康保険などなど、安定した生活を望むなら、就職が良いでしょう。
お金に余裕があれば、趣味や好きなことも思い切り楽しめて、プライベートも充実させることも可能です。
まとめ:再受験か就職かは人それぞれ
大学を中退すると、将来への漠然とした不安を感じることもあります。
だからと言っても、再受験して大学に入り直すことが、誰にでも良い方法というわけではありません。
今の状況や、将来の目的、どんな仕事につきたいかによって、それぞれに合った進路を見つけていくのが重要ですね!
