「高校物理の勉強をやり直ししたいなー」という人に向けての記事です。
社会人になると、実は学問の基礎となっている高校物理なんかを学び直したくなりますよね。
高校範囲の物理は古典(ニュートン)物理学ですが、古典物理が現代物理学の基礎となっていたりします。
昔から現代まで使える不変の法則を学ぶことは、きっと現代でも応用が効くこと間違いなし。
というわけで、この記事では高校物理の学び直しに最適な方法と参考書をまとめてみました。
【始めに】物理は基礎が1番難しい

高校物理で1番の難関が、『基礎の部分』です。
基礎さえできればスンナリと少し応用的な問題や事象について理解ができるのですが、その基礎の部分が難しいのが高校物理アルアルになります。
ですので、高校物理は
- 最初は理解できなくて当然だ
- ちょっとずつできるようになればOK
というスタンスで取り組むのがおすすめです。
特に電磁気の電流やコンデンサーの分野に関しては、理解するのが難しいと言う人も多いですね。
高校物理にはかんたんな高校数学の知識が必須
補足事項ではありますが、高校物理の勉強をやり直していくにあたって、高校数学の知識が必須になります。
- かんたんな四則演算
- 分配法則
- 三角関数(三角比)
数2bまでの知識は必須になりますので、「数学がヤバイかも・・・」という場合は、かんたんな数学の学びなおしからやるのがおすすめです。
物理のやり直しにおすすめの参考書

基礎の部分は参考書のみの独学だと難しいかもしれません。
【1】スタディサプリ高校講座

まずはスタディサプリというサービスを使って、授業で物理を基礎から学ぶのがおすすめです。
参考書の独学でも勉強はできなくはないんですが、
- 理屈の部分が理解しにくい
- 公式の意味や立式の過程が分かりにくい
- 難しくて挫折しがち
というところが、どうしても困難な部分になります。
特に公式を丸暗記してなんとなくノリで問題を解いていると、いつまでも物理の根本的な部分から理解ができないことが多いです。
スタディサプリを使うと、
- プロの授業で入門レベルから解説されている
- 全ての授業が網羅されている
といったところが物理の勉強のやり直しに役立ちます。
「ウーン、、、」とうなって進まないよりも、「分かるぅ!」と思ってサクサクと勉強していけるほうが楽しいですし、時間効率も良いはずです。
スタディサプリで基礎を学んで、参考書で演習とかでも良いと思います。
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【2】宇宙一分かりやすい高校物理

入門レベルの参考書なら、宇宙一分かりやすい高校物理はおすすめできます。
※スタディサプリを使う場合は不要です。
イラストや図解が豊富に使われていて可愛いキャラクターの会話形式で進められているので、初心者でもまあまあ理解しやすいのが特徴になります。
- それなりに高校物理を覚えている
- 高校物理を大学受験で使った
という人は、宇宙一分かりやすい高校物理で問題なく理解していけるはずです。
一方で、
- 高校物理を全く覚えてない人
- 大学受験で物理を使ってない人
などは、理解のしやすさという点でスタディサプリで学びなおしたほうが良いと思います。
やはり人間からの解説があるかないかで大分違いますので。
【3】物理のエッセンス

大学受験物理で大人気の物理のエッセンス。
「高校物理の基礎固めに!」と言われているのですが、難易度は基礎ではなくて受験基礎レベルになります。
ただ、入門レベルが理解できている状態で物理のエッセンスの演習問題をやると、高校物理への理解がとてつもなく深まること間違いなしの良書です。
- スタディサプリで入門をインプット
- 物理のエッセンスで演習しまくる
という2コンボは非常におすすめです。
入門レベルと基礎が終わったら・・・
高校物理の入門レベルと基礎レベルが終わってからは、
- 大学受験の物理の問題集を使って理解を深める
- 量子力学など現代物理学の書籍を読んでみる
といったように、自分なりに好きな物理学の勉強をすると良いと思います。
高校物理のベースができているはずですので、今まで見えなかったことや、新しい気付きがあるはずです。
高校物理のやり直し勉強法

「この順番で勉強しなおすと良いですよー」といった具合に紹介します。
【始めに】力学からやり直しがおすすめ
高校物理の勉強を効率良くやり直していくなら、力学から勉強するのがおすすめです。
というのも、力学以外の単元でもすべてエネルギー保存則という力学で学べる共通の事項を使うからになります。
力学の復習がバッチリできるようになってくると、他の単元も同様にスラスラと理解できるようになるはずです。
力学以外は正直、どの順番でも問題ないと思います。
以下、物理の勉強の流れです。
【1】まずは公式や定義の確認
物理の公式は、ただ丸暗記して当てはめれば解けるというものではありません。
公式の意味を理解してから、実際に問題を解いていくなかで、さらに理解が深まっていくようなイメージです。
例えば、等加速度運動の公式なんかもただ丸暗記するだけでは意味がなくて、
- 実際に図示して現象を書き起こしてみる
- 問題を通して公式の使い方を学ぶ
という段階をふむことで、より深い理解が得られます。
使ってる参考書や問題集の基礎問題は念入りに演習することで、事象をより深く理解できるわけですね。
【2】実際に問題を解いて理解度を確認しよう
物理の理解を深めるためには、何より物理の問題演習をすることが重要です。
問題演習をすることで、
- 自分が理解できていないことが分かる
- 逆に自分が理解できているところが分かる
といったように、確認と見直しになります。
問題演習をする際は図示をしっかりと
物理の勉強では頭の中だけではなくて、実際に紙に書き起こしてみる、図を描くことが必須です。
図を描くとより、定着度が上がって効率良く勉強ができます。
図を描くときは、汚くても自分が理解できれば大丈夫です。
解けた問題は何度か復習
2〜3回程度で良いので、同じ問題を何度か解くようにしましょう。
物理は理解が必要な科目で暗記ではない!とよく言われますが、理解しても覚えてなかったら意味がありません。
何度か復習することで「できる」という実感もわいてきますので、2〜3回は解き直ししましょう。
理解できない問題は?
- スタディサプリの授業を何度も見る
- 参考書の解説を時間をあけて読む
- 放置する
という3つの手段で解決することができます。
ほとんどの場合は、スタディサプリの授業をみれば解決できると思われますので、何度も見てしつこく勉強していくのがおすすめです。
勉強法総括
- 理解する
- 演習する
という2つをひたすら繰り返していると、物理の理解が深まります。
理解して「オーォ~」となるだけでは足りないですし、逆に理解できない状態で演習ばかりするのも効率が悪いです。
まとめ
- 分かりやすい参考書をチョイス
- 入門レベルから1つずつ勉強する
- インプット・アウトプットを繰り返す
という3行の内容でした。
物理は理解するのが難しい科目ですので、焦らずじっくりと取り組むのがおすすめです。
